7日に行われるフランスの議会下院にあたる国民議会の決選投票で、極右政党の「国民連合」は過半数の議席を獲得できないと指摘する世論調査もあります。

 フランスでは、6月30日の国民議会(下院・577議席)の第1回投票で、移民規制の強化などを訴える極右政党の国民連合が得票率でトップとなりました。

 得票率2位の左派連合と3位でマクロン大統領が率いる与党連合は、7日の決選投票では極右政権の誕生を阻止するために連携し、第1回投票を通過していた候補者221人が辞退しました。

 その結果、世論調査では、決選投票による国民連合の獲得議席は190から220にとどまり、過半数の289議席には届かない見通しだということです。

 また、左派連合は159から183議席、与党連合は110から135議席を獲得すると予測されています。