宮城県加美町のゴルフ場の土地と建物が町の売却直後に転売され、跡地に太陽光発電所の建設計画が浮上している問題について、町議会は計画の反対を決議しました。

　やくらいサイズゴルフ倶楽部の運営会社チームトレインが２０２１年４月、当時町が所有していたゴルフ場の土地と建物を９５００万円で買い取った直後、４倍の４億円で太陽光発電会社に転売しました。

　ゴルフ場経営を続けるとした当初の説明を翻して２０２３年１１月、町に対し２０２４年シーズンでのゴルフ場の営業終了と太陽光発電所の設置計画を伝えました。

　５日の加美町議会では、町議から「議会はゴルフ場存続を条件に売却に同意した」「議会も町もだまされた」「強い調査権限を持つ百条委員会設置も含めて検討すべきだ」といった意見が出されました。

　再生可能エネルギー発電事業等に関する調査特別委員会伊藤淳委員長「議会としては反対であることを町長に表明することにご異議ございませんか。ご異議なしと認めます」

　石山敬貴町長は、議会の意見を踏まえた上で法的措置も視野に対応する方針です。