政府は「令和のミスター円」と呼ばれ、先月31日、財務省の財務官を退任したばかりの神田眞人氏を内閣官房の参与に任命しました。

林官房長官 「金融・国際経済の分野で豊富な経験を積んだ人物であり、特に最近の国際金融情勢等に関して総理に対し、助言をいただくこととしたものでございます」

 神田氏は、財務省で2021年から3年間、財務官として日本の通貨政策などを担い、歴史的な円安のなかで円買いドル売りの為替介入を指揮しました。

 G7=主要7カ国でのウクライナへの財政支援やロシア資産の凍結などの制裁判断にも関与していて、岸田総理大臣は神田氏に金融・国際経済のブレーンとしての役割を期待しています。