宮城県大河原町の町議が、議会中にスマホゲームをしていたことが発覚し辞職した問題で、この元町議に、「自宅を爆破する」という内容の脅迫状が届いていたことが分かりました。

 元町議の佐藤貴久氏は、本会議中に議席でスマホゲームをしていたところを、議会を見学していた小学生たちに目撃されて問題になり、「親族に危険が及ぶ事態が起きた」として7月24日に辞職しました。

 辞職について、町議会の岡崎隆議長が29日に会見を開き、議会事務局に佐藤氏宛ての脅迫状が届いていたことが理由だったと明らかにしました。

 岡崎議長によると、脅迫状の消印は7月18日付で、三重県内で投函された封筒でした。

 差出人は、三重県内の暴力団組員を名乗り、佐藤氏の自宅を8月中に爆発させるなどの文言が記されていました。

 佐藤氏は弁護士に相談していて、30日にも警察に被害届を提出する方針です。

 岡崎議長は「ゲームをしていたことは議員としてあるまじき行為だったが、脅迫は犯罪で、ここまですることは非常に遺憾です」と話しています。