ごみ収集作業を効率化して将来の働き手不足に備えようと、仙台市はデジタル技術を活用した実証実験を始めました。

 仙台市がごみ収集を委託する仙台清掃公社から、車内に新たにタブレットを備えたごみ収集車が出発して行きます。

 タブレットにはWOOMSと呼ばれるシステムが搭載されていて、地図上にごみの集積所をオレンジ色で表示します。収集車が近づくと緑色に変わり、ごみの回収完了を示します。それぞれの収集車の進捗率が分かり、作業が進んだ車は別の車の支援に回ることができます。

 収集後に必ず扉を閉めるといった集積所ごとのルールを通知する機能も備わっています。

 仙台市資源循環企画課向井晃之課長「働き手不足はごみ収集にも影響があり、現場をより安定的に維持していくためにはデジタル技術の活用が非常に重要」

 実証実験は仙台市若林区を対象に2025年2月まで行われ、作業時間をどれだけ短くできるかなどを検証します。