関東周辺の山間部で相次いだ強盗事件で、栃木県の住宅に押し入ったなどとして逮捕され、警察署内に勾留されていたベトナム人の男が、天井を壊し逃げ出そうとしたなどとして逮捕されました。

 ベトナム国籍のホアン・フー・ホア容疑者(25)は、3日夜、勾留中の宇都宮市内の警察署の留置場で、天井に2カ所、穴を開け逃げ出そうとした疑いが持たれています。

 警察によりますと、見回り中の警察官が午後7時20分すぎに天井から下半身だけ出ているホアン容疑者を発見しました。

 ホアン容疑者は今年4月に栃木県日光市の住宅に押し入り、住人に暴行を加え現金などを奪ったとして、もう一人のベトナム国籍の男とともに先月逮捕されていました。

 ホアン容疑者らは群馬県や長野県、福島県などで発生した強盗事件にも関与した可能性があるとみられています。

 ホアン容疑者は調べに対し「逃げようとしたことに間違いない」と容疑を認めていて、警察は動機やどうやって天井に穴を開けたかなどを調べています。