3日も西日本を中心に体温を超える危険な暑さになりました。35℃以上の猛暑日を観測したのは全国の約3割にあたる291地点で、今年最多を更新しました。

■猛暑日観測 今年最多に

 太陽が照り付ける渋谷スクランブル交差点。観光客でしょうか、異彩を放つ人物が…。

 直射日光を浴び、体から汗が吹き出します。

 3日も厳しい暑さとなった日本列島。東京は猛暑日一歩手前まで気温が上昇しました。

 東京・渋谷区の商店街で4年ぶりに開催されたのは「流しそうめん大会」です。ほど良い傾斜を生かし、そうめんが70メートルの距離を流れていきます。

 外で行われたイベント。さぞかし暑いのではと思いきや、テントの中は青色のなんとも涼やかなスポットになっていました。

 体温超えの暑さとなったのは観光客でにぎわう京都市。10日連続の猛暑日です。清水寺近くの参道は日傘の花で埋め尽くされています。

 高知県四万十市では40℃に迫るなど、猛暑日は290地点を超えて今年最多を更新。史上最多まで、あと一歩でした。

 13日連続猛暑日の大分県日田市。プールは大にぎわいです。

 あまりの暑さに恋しくなるのは涼を求めた「水遊び」。

 静岡県富士市で行われたのは“水上ゴザ渡り”。池に浮かべたゴザの上を子どもたちが駆け抜けます。

 こんがりと焼かれたのはアユ。1日に梅雨明けした福島県。楢葉町では「鮎まつり」が開催されました。水の中でアユと格闘する子どもたち。アユへの暑さ対策も欠かせません。水槽に氷を投入します。

木戸川漁協 鈴木謙太郎さん 「アユも水が温かくなっちゃうと弱くなっちゃうので」

 山形県では今年初めて熱中症警戒アラートが発表されました。

 先月末の記録的な大雨で被害を受けた酒田市では、復旧作業を行うボランティアの受け入れが始まって初めての週末。県内外から130人が集まりました。

ボランティアの人 「休憩をこまめに入れさせて頂いて、私たちが熱中症になったんでは、何もならなくなりますので、気を付けながら精一杯やっていきたい」