先週の日経平均株価は、ブラックマンデーを超える4000円以上の暴落から、翌日には過去最大の上げ幅を記録するなど、波乱の展開となりました。

 専門家が今週、懸念しているのが、株価の二番底です。

ニッセイ基礎研究所 井出真吾氏 「大きく下落した後、いったん株価が戻って、安心しかけたところに、もう一回大幅下落が来ることを過去何度も繰り返している。リーマンショックの時もそうでしたし、チャイナショックの時もそうでした。お盆休みは取引が少なくなるので、少し大きめの注文が出ると、それだけで株価が大きく動きやすい状況です。過去の経験則からいくと、二番底が今週あたり来てもおかしくない」

 今週は、アメリカの消費者物価や小売売上高など、重要な指標も相次ぎます。

井出氏 「市場予想よりも弱い数字が出ると、やっぱりアメリカの景気は厳しいのかなということで、円高・株安ということも想定されますので。今週はまだ油断できない状況が続きます」

(「グッド!モーニング」2024年8月12日放送分より)