出版社のサイトにデータを大量に送るサイバー攻撃をしたとして男が逮捕されましたが、去年、国内で同様のサイバー攻撃が896万件あったことが分かりました。

 赤坂篤洋容疑者(25)は、海外のサービスを使って、国内の出版社に大量のデータを送りつけ、機能を麻痺(まひ)させる「DDos攻撃」をした疑いで警察庁に逮捕されました。

 国の研究機関「情報通信研究機構」によりますと、去年、このようなサービスを使うなどして国内の政府機関や企業へのサイバー攻撃が896万件あったということです。

 1日平均2万4000件で、5月にJR東日本のモバイルSuicaなどが使えなくなったのも同様のサイバー攻撃でした。

 警察庁は「海外との捜査連携を進め、サービスの利用者や提供者の摘発に努めていく」としています。