台風5号は12日午前8時半ごろ、岩手県大船渡市付近に上陸しました。今後の台風の見通しについて、気象予報士の久能木さんの解説です。

 (久能木百花気象予報士報告)  岩手県ではすでに記録的な大雨となっていて、新たな災害の発生に警戒が必要です。

 台風の影響で、48時間に降った雨の量が岩手県の久慈市や大槌町で8月ひと月分を大幅に上回り、観測史上最大となっています。

 現在、岩手県にある台風は自転車並みの速度で東北を通過し、12日夜には日本海に抜ける予想です。

 雨の予想で見ていくと、午後は先月豪雨となった秋田にも活発な雨雲が掛かりそうです。

 13日昼までにさらに200ミリの大雨が予想されていて、災害の危険度が急激に高まる恐れもあります。

 また、日本の南の熱帯低気圧も13日には台風となる見込みです。

 今後列島に近付き、16日ごろは荒天となる恐れがあります。

 最新の情報に十分お気を付け下さい。