地震や台風など自然災害への備えを何もしていない人が半数近くに上ることが、大手損害保険会社の調査で分かりました。

 損保ジャパンは、7月下旬から8月初めに、能登半島地震の被災地を除く全国の30歳以上の男女1000人を対象に「防災と保険に関する意識調査」を行いました。

 大きな自然災害発生の確立が年々高まっていると「とても感じる」「ある程度感じる」という回答は合わせて74%で、地域別で最も高いのは中部地方で81%でした。

 自然災害への備えについては、「特に何もしていない」が46%で最も多く、「地震や津波に備えている」が33%、「台風に備えている」は24%でした。

 また自宅での対策で最も多かったのは、「非常食や水の備蓄」と「懐中電灯やモバイルバッテリーの準備」がともに73%でした。

 火災保険で台風や洪水、大雪による被害が補償されると知っている人は55%にとどまっています。