台風10号の影響で広い範囲で大雨となっていて、静岡県や岐阜県では浸水被害も発生しています。

 静岡市では降り始めから1日午前4時までの雨量が710ミリとなっていて、県内の広い範囲で土砂災害警戒情報が発表されています。

 牧之原市では先月31日午後6時前に河川が氾濫する恐れがあるとして周辺の住民に対し一時、「警戒レベル5」の「緊急安全確保」が発令されました。

 県によりますと、この大雨の影響で静岡市と焼津市で500軒以上の浸水被害が確認されています。

 また、岐阜県では31日、池田町を流れる東川が氾濫し広い範囲で浸水しました。

 下流の大垣市でも杭瀬川が増水し、周辺の685世帯に一時、緊急安全確保が発令されました。

 東海地方では今月2日朝にかけて200ミリの雨が降ると予想されていて警戒が必要です。