北朝鮮国防省は米韓合同軍事演習に反発し、「敵は対価を払うことになる」とする談話を公開しました。談話は国防省の公報室長名義で5日、朝鮮中央通信を通じて公開されました。

 韓国軍とアメリカ軍が先月29日まで行った合同軍事演習などに対し、「地域の安全を威嚇する軍事的妄動」と非難しています。

 そのうえで「敵は情勢激化の重い責任から逃れられず、代価を払うことになる」とミサイル発射などの挑発も示唆し、牽制(けんせい)しています。

 一方、韓国メディアは軍事演習が終わって1週間が経つタイミングで談話を公開したことや名義が幹部クラスではないことから「これまでより反発水準が低い」とし、北朝鮮が大規模な水害に見舞われたことも影響した可能性があるとの見方を伝えています。