振り込め詐欺の被害が相次ぐ中、ATMの前で通話する人を検知し被害を未然に防ぐAIカメラが仙台市の金融機関に設置されました。
中島秀太記者「AIカメラがATMの前で電話している人を検知します。すると警告画面が表示されます」
AIカメラは、振り込め詐欺の被害を減らそうと警察と金融機関が協力し設置しました。スピーカーからは超音波が発せられ、ATMを操作しながら通話ができないようになっています。
警察によりますと、2024年7月末までに宮城県で発生した特殊詐欺のうち約3割が、ATMを使って振り込ませる手口だったということです。
七十七銀行鹿戸雄介執行役員「還付金詐欺などは犯人側と携帯電話を通じてATMに誘導され知らないうちに振り込みしてしまうということがある。AIカメラとスピーカーを導入することによりまして、それを防げるという目的がございます」
警察では、効果を見て台数を増やすことも検討していきたいとしています。