イスラエルとヒズボラの戦闘が激化するレバノンから日本人らを退避させるために自衛隊の輸送機が3日朝、出発しました。

 午前8時ごろ、鳥取県にある美保基地から航空自衛隊のC2輸送機2機が出発しました。

 自衛隊機の派遣は先月27日に木原前防衛大臣が命じていて、レバノン在留の日本人の退避に備えて周辺国のヨルダンとギリシャで待機し、準備を進めます。

 外務省によりますと、レバノンには3日朝の時点で大使館員らおよそ50人の日本人が滞在しているということです。

 退避になる場合は防衛大臣が新たな命令を出し、輸送機がレバノン入りして近隣国に運び出すことになります。