イランの航空当局は6日夜から7日朝にかけて国内の民間機のフライトをすべてキャンセルさせると発表しました。イスラエルからのミサイル攻撃に対する備えとみられます。フライトキャンセルはその後、解除されました。

 イランの航空当局は6日午後9時から7日午前6時までの間、イラン国内を発着するすべての便を欠航すると発表しました。

 欠航の理由などは明らかにしていませんが、今月1日にイランが行ったイスラエルへのミサイル攻撃に対する反撃に備える措置とみられています。

 1日のミサイル攻撃ではイスラエル軍の基地のほか、学校や民家などに被害が出ていて、ネタニヤフ首相は「イランは大きな過ちを犯した。代償を払うことになる」と述べていました。

 5日夜の会見でも「自国を防衛し攻撃に対応する義務と権利がある」として改めて反撃への強い姿勢を示していて、イスラエルメディアはイランの石油施設のほか、核施設も標的となる可能性があると報じています。