冬の寒さが本格化するなか、消費者庁は暖をとるための電熱ウェアなど、リチウムイオン電池を使った製品の使い方に注意を呼び掛けました。

 リチウムイオン電池は充電して繰り返し使用できるため、モバイルバッテリーなどに内蔵されていますが、使い方を誤ると火災などの重大な事故を招く恐れがあります。

 消費者庁によりますと、今年9月までのおよそ11年間に、電熱ウェアなどの製品でリチウムイオン電池が原因と考えられる事故が32件ありました。

 こたつの上に置かれた電熱ベストのバッテリーから煙が出て天板が焦げたケースや、電熱インソールのスイッチを切ったまま使用したところ煙が出て、足にやけどを負ったケースなどがあったということです。

 消費者庁は、使用の際はメーカーなどの指示に従うよう呼び掛けています。