企業の間で取引されるモノの価格を示す11月の企業物価指数は3カ月連続で過去最高を更新しました。

 日本銀行によりますと、11月の企業物価指数の速報値は124.3で、去年より3.7%上昇しました。

 45カ月連続で前の年を上回っていて、去年7月以来の高い伸びとなりました。

 政府による補助金が縮小したことで電気や都市ガスの価格が上昇しました。

 また、水揚げが減少しているサケやイクラ、冬場の鍋物需要の増加で価格が上昇している牛肉などの農林水産物も指数を押し上げました。

 一方で、一時、品薄となり、価格が上昇したコメの価格は、新米が出回り始めたことで上昇のペースは鈍化したということです。