この1年の世相を表す台湾版「今年の漢字」が発表され、政治家の汚職事件が話題となったことなどから、欲張り、を意味する「貪」が選ばれました。

 この「今年の漢字」は台湾で16年前から続く恒例のイベントで、10日に発表され、およそ75000人の市民からの投票がありました。

 主催団体によりますと、1位の「貪」は台湾の第3の政党トップが突然、汚職の疑いで逮捕されたほか、詐欺事件が相次ぎ社会問題となったことなどから、8736票を集めたということです。

 およそ400票差で2位となったのは「闘」で、1月に実施されて激しい闘いとなった台湾の総統選挙や、ウクライナ侵攻などを表すということです。