12日、中国電力は再稼働した島根原発2号機の原子炉の水位計に不具合があったと発表しました。しかしその後、機器の通常の仕様を誤認したことが分かったということです。

 中国電力によりますと、12日午前11時前、島根原発2号機の原子炉の水位計の一つが上限を超える値を示していることに運転員が気付きました。

 中国電力は水位計の数値が正常に計測できない、監視不能な状態だとして、午前11時20分すぎに原子炉施設の保安規定に定める「運転上の制限を満足しない状態」と発表しました。

 しかしその後、出力を上げた際に起きる機器の正常な反応だったことが分かったということです。

 この水位計は再稼働を前に新しく設置したものでした。

 中国電力の島根原子力本部は「計器に対する認識が不十分だった」としています。

 島根原発2号機は7日におよそ13年ぶりに再稼働したばかりです。