西武ホールディングスは、「赤プリ」の愛称で親しまれた赤坂プリンスホテルの跡地に建つ複合ビルをアメリカの投資ファンドにおよそ4000億円で売却すると発表しました。

 「赤プリ」跡地に建つ「東京ガーデンテラス紀尾井町」は商業施設やホテル、オフィスや住宅などが入る複合ビルです。

 西武ホールディングスは2016年に開業したこの施設を来年2月末にアメリカの投資ファンドであるブラックストーンにおよそ4000億円で売却します。

 ホテルの運営は引き続き西武の連結子会社が担い、売却益およそ2600億円は既存の不動産の再開発などに使用するということです。

 西武は5月に発表した長期戦略で保有する不動産の価値を高めて売却し、その資金で新たな開発を行う「回転型」のビジネスを進めていくとしています。