中国の習近平指導部が来年の経済方針を決める重要会議を開催し、経済が減速するなかで、消費を最大限に拡大することが最も重要だと確認しました。

 来年の経済運営方針を決める「中央経済工作会議」は12日まで2日間、北京で開かれました。

 会議では来年の課題として「消費を強力に促進し、国内需要を全方位で拡大する」ことを最重点項目に掲げました。

 また、そのために積極的な財政政策と適度に緩和的な金融政策を実施するとしています。

 中国としては来年1月のトランプ政権誕生に備え、内需をできるだけ拡大し、貿易摩擦に備えたい考えです。