テレビの生放送中にキャスターが襲撃されました。

 何人もの黒ずくめの集団がうろつく夜の路上。突然、女性が覆面姿の集団に襲われました。

 覆面姿の集団に頭をつかまれ、投げ飛ばされたのはテレビ局の女性キャスター。生放送中の事件でした。

 ジョージアでは、先月28日から大規模な反政府デモが続いています。親ロシア派の政府がEU(ヨーロッパ連合)への加入手続きを停止したためです。

 そんななか、相次いでいるのが野党の政治家やジャーナリストへの襲撃。今回、襲われたのは野党寄りといわれるテレビ局のキャスターでした。

野党政治家 コバ・ハバジ氏 「攻撃の背景には政府がいます。自由や民主主義、人権を病的に恐れる政府です」

 一方、政府内からもデモを支持する動きが出ていて、アメリカやイタリアなど各地のジョージア大使の辞任が相次いでいます。