■ニューヨークに非常事態宣言

 今シーズン3度目の暴風雪で非常事態宣言が出されました。

 アメリカ北東部のニューヨーク州。町を猛烈な吹雪が襲い、体感温度がマイナス30℃近くに…。

 原因は五大湖周辺で猛威を振るっている「レイク・エフェクト」です。

 北から流れ込んだ冷たい空気が湖の上で温められ、水蒸気を伴って上昇。雪雲に発達し、風下側に大雪を降らせる現象です。

 この日、五大湖の一つ「スペリオル湖」は一面、霧に覆われていました。冷たい空気が湖面から立ち上る水蒸気を冷やして発生する「蒸気霧」。日本では「けあらし」と呼ばれています。

■“大雪”事故 対応中にトラックが…

 凍った路面で事故も相次ぎました。

 ミシガン州の高速道路。警察と消防がスリップ事故の対応をしていた時でした。

 後方から走ってきたトラックが消防車両などに突っ込んだのです。突然の出来事に、消防隊員たちも慌てて避難します。

消防隊員 「たった今、事故が発生した。トラックと我々の消防車だ。レスキューをよこしてくれ」

 この事故でトラックの運転手が病院に搬送されましたが、命に別状はなし。消防隊員たちにもけがはありませんでした。

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