石破総理大臣は、G7=主要7カ国の首脳会議にオンラインで参加し、ウクライナ侵攻を支援する北朝鮮への深刻な懸念を表明し、制裁の迂回(うかい)に関わる団体に追加制裁を検討していると述べました。
G7首脳のテレビ会議は、13日深夜からおよそ1時間行われました。
石破総理は、ロシアによる侵攻が続くウクライナに対し、「G7が結束して支援を推進していくことが必要だ」と述べました。
また、北朝鮮の兵士がロシアに派遣されるなどロ朝の軍事協力が進展していることに「深刻な懸念」を表明し、インド太平洋地域の安全保障にも直接影響すると指摘しました。
そのうえで、対ロ制裁の迂回に関与した第三国の団体に対する追加制裁を検討していると述べました。
来年1月からは議長国がイタリアからカナダに引き継がれ、アメリカではトランプ政権が発足することを念頭に、中国についても話題に触れた石破総理は、同志国の協力をさらに強化することの必要性を強調しました。
ただ、出席者によりますと「トランプ氏という名前自体は誰からも出なかった」ということです。