千葉県がんセンターは13日、食道がんの治療で通院していた60代の男性患者が医療事故で死亡したと明らかにしました。

千葉県がんセンター 「患者様、ご遺族の皆様。本当に申し訳ございませんでした」

 男性は脳が腫れる脳浮腫が悪化したため、病院側は治療のためステロイドを増量していました。

 しかし、ステロイドの影響で血糖値が極端に高い状態となり、多臓器不全を起こす要因になったということです。

 患者に対する血糖値の測定が不十分だったため、血糖値が高い状態に気付けなかったことが第三者の医師らの調査で判明しました。

 病院は再発防止に向けて、ステロイドやがん治療のための薬物を使っている患者に対し、通院や採血時の血糖値測定を義務付けるということです。

(「グッド!モーニング」2024年12月14日放送分より)