刺し身や煮つけにもってこいの高級魚「ノドグロ」。

 富山県水産研究所は、水槽の中でノドグロの産卵と稚魚の飼育に世界で初めて成功したと発表しました。

 ノドグロは、音や光に敏感な性質を持っていて、飼育管理が非常に難しい魚と言われています。

 そこで研究所はノドグロが産卵しやすいよう水温や明るさを調整しながら飼育したところ、今年8月、50万以上の受精卵が生まれ、このうちおよそ40万匹が孵化(ふか)しました。

富山県水産研究所 福西悠一主任研究員 「初めて受精卵が孵化した時は本当に感動しまして。深海魚で非常に扱いが難しいアカムツ(ノドグロ)が、水槽内で産んでくれたのは本当に大きな成果だと思っています」

 研究員は「ノドグロの漁獲量アップにつなげたい」と話しています。

(「グッド!モーニング」2024年12月14日放送分より)