19日からガソリンなどの燃料油に関する政府の補助金が縮小され、価格の上昇が見込まれています。

 12月と1月の2カ月のガソリン代の負担増は、平均的な世帯で360円ほどと見込まれています。

 ガソリン価格は、これまで政府の補助金によってレギュラーガソリン1リットル当たり
175円程度に抑えられてきました。

 しかし、19日から補助金が段階的に縮小されるため価格の上昇が見込まれていて、ガソリンスタンドなどの小売店では、5円ほどの値上がりが見込まれています。

 1月16日からは更に補助金が縮小されるため、今より10円ほど値上がりする可能性もあります。

 東北経済産業局によりますと、12月と1月の2カ月のガソリン代は平均的な世帯で360円ほど負担が増えると試算しています。

 東北経済産業局では、需要と供給のバランスが崩れる恐れがあることから駆け込みでの給油を控えるよう呼び掛けています。

 東北経済産業局資源・燃料課茂木誠課長「駆け込み需要で、タンクローリーの配車が間に合わず欠品の恐れが生じている。一度に購入されると混乱が起きてしまう可能性がある」