有罪が確定した裁判をやり直す「再審制度」について、法務省は来年の春にも法制審議会に諮問し、見直しの検討を始めることで調整していることが分かりました。
58年前に静岡県で起きた一家4人が殺害された事件では、死刑が確定した袴田巌さんが再審で無罪となりました。
この事件では再審開始が確定するまでに40年以上かかり、制度の問題点が浮き彫りになっていました。
こうしたなか、法務省は再審制度の在り方について来年の春にも法制審議会に諮問し、見直しの検討を始めることで調整を進めていることが関係者への取材で分かりました。
制度を巡っては、証拠開示の在り方などについて問題点を指摘する声が上がっています。