アメリカの議会上院は連邦政府の資金繰りを確保する「つなぎ予算」を先ほど、賛成多数で可決しました。懸念された政府機関の一部閉鎖は回避されます。
アメリカ議会では党派の対立から10月から始まる2025年度の予算を成立させることができず、当面の資金繰りを確保する「つなぎ予算」で政府機関の一部閉鎖を回避してきました。
現在の「つなぎ予算」は20日に期限を迎えることから、与野党の指導部は来年3月までの延長で合意しましたが、トランプ次期大統領が突如、反対を表明し、与野党の合意は白紙に戻りました。
期限が目前に迫るなか、議会下院は20日、トランプ氏が求めていた債務上限の撤廃を除外した修正案を賛成多数で可決し、上院でも日付が変わった21日、賛成多数で可決しました。
バイデン大統領の署名で新たな「つなぎ予算」は成立し、懸念されていた政府機関の一部閉鎖は回避されます。