乾燥が続き、激しい火災が多発。死亡者も相次いでいます。

■“乾燥火災”多発 死亡者も相次ぐ

 窓から噴き上がる炎。煙が住宅を覆い尽くします。鹿児島県鹿屋市で21日、住宅が全焼しました。強風注意報が発表され、火が燃え広がりやすい状態でした。

 岐阜県養老町では親子と連絡が取れていません。

近所の人 「1軒で済んでくれればいいけど…」

 乾燥しやすい状態だった太平洋側では21日、住宅火災が相次ぎました。

近所の人 「パチパチとドーンという音で『なんだろう?』と表に出たら火が出ていた。何を持って出たらいいのか分からず、とりあえず通帳と印鑑だけ持って逃げた」

 焼け跡から2人の遺体が見つかりました。この家に住む84歳の父親と54歳の息子2人と連絡が取れていません。

 警察は2人が死亡したとみて、遺体の身元の確認を急いでいます。

■親子“行方不明”3遺体を発見も

 秋田県能代市では4人家族の3人と連絡が取れていません。目撃者は、あれくらい燃えたら逃げられないなどと話しています。

近所の人 「びっくりした。2階の窓を開けたら真っ赤に燃えていた。あれくらい燃えたら逃げられないだろう」

 焼け跡からは性別の分からない3人の遺体が見つかりました。

 警察によりますと、この住宅で暮らす4人の家族のうち、高校生の娘以外の3人と連絡が取れていません。