派閥の裏金事件を巡り、安住予算委員長は野党側が求める安倍派の元会計責任者の参考人招致を来年の通常国会の召集後に速やかに議決するかどうか判断する考えを示しました。
立憲民主党 安住予算委員長 「私はいつまでもこの問題をこのまま与野党が対立したままでずっと行って、大事な本予算の審議に、何て言いますか侵食していくことは決して好ましいとは思っていませんので」
立憲民主党などの野党は「政倫審でも元会計責任者に言及する陳述が相次いだ」として、安倍派の元会計責任者を衆議院予算委員会への参考人として招致するように求めています。
参考人招致は委員会での全会一致が原則ですが、与党はすでに司法の判決が出ていることなどを理由に反対しています。
安住予算委員長は「与野党のコンセンサス(合意)が得られないままだった」と話し、今の国会での招致を見送りました。
一方で、与野党でこのまま合意が得られない場合は来年の通常国会召集後、2025年度予算案の審議に入る前に「議決をするかしないかの判断をしたい」と話しました。