東北電力の樋口康二郎社長は、一部のプランで電気料金を見直し11月以降値上げすると発表しました。
樋口康二郎社長「今回の見直しにより、自由化部門のお客様により一層のご負担のお願いをすることは電力の安定供給を維持するため当社としても苦渋の決断でありました」
値上げされる電気料金は、自由料金と呼ばれる契約が対象で工場や商業施設など約6万1800件の大口の契約のほか、一般家庭や商店など約157万件です。
11月以降値上げとなります。一般家庭では電力自由化以降オール電化の住宅向けに売り出している「よりそう+」シリーズなど33のプランが対象で、標準的な家庭では1カ月に13%、1092円値上げとなる試算です。
値上げの理由は、2022年度の業績予想で2000億円の経常損益が見込まれるためとしています。
燃料価格の高騰のほか、2021年と2022年の地震で被災した複数の火力発電所の補修費用などがかさんだということです。