新たな津波浸水想定を受け、仙台市は24日から住民説明会を始めました。住民からは避難方法などについて具体的に説明してほしいという意見が出ました。

 宮城野区の高砂市民センターで開かれた説明会には、町内会の役員を含む15人ほどの住民が参加しました。

 説明会では、仙台市の担当者が宮城県が5月に公表した最大クラスの津波が起きた場合の新たな浸水想定や、市がまとめた避難の方法を説明しました。

 高砂市民センターは、新たに浸水範囲に含まれた指定避難所の一つです。

 1メートル以上3メートル未満の浸水が想定されていて、当面は2階以上への避難で対応するということです。

 参加者からは、避難の方法などについて地域の実情にあわせた具体的な説明を求める声が出ました。

 参加した人「内容についてはざっくりなのでちょっと何とも言えないので、町内会でこの資料を見ながらもう少し詰めていって対応すると。避難施設が浸水域にあるわけですから、それがやっぱり難しいですよね」

 仙台市は、こうした住民説明会を沿岸部の浸水が想定される地域で9月末まで開催する予定です。