19日夜、宮城県涌谷町で64歳の男性が男に刃物で刺されて死亡した事件で、警察は殺人事件として捜査本部を立ち上げました。男性を刺した男は現場から車で逃走していて、現在も行方が分かっていません。
19日午後8時ごろ、宮城県涌谷町中島乙の自営業・三川栄治朗さん(64)が、自宅の玄関先で、男に上半身を刃物で刺されました。
三川さんは意識不明の状態で大崎市内の病院に搬送され、およそ50分後に死亡が確認されました。
警察によりますと、死因は上半身を刺されたことによる出血性ショックだということです。当時三川さんは同居する知人女性と一緒に自宅にいて、インターホンが鳴り玄関先に出たところを、突然男に襲われてもみ合いとなり、その後刃物で刺されたということです。
女性は警察に対し、刺した男について「知らない」と話しています。男は、現場から車で南の方へ走り去ったということで、三川さんを刺した刃物は見つかっていないということです。
男は身長170センチくらい、黒っぽいニット帽と上下の服を着ていて、顔はネックウォーマーのようなもので覆われていました。
警察は20日午後6時、殺人事件として捜査本部を設置し、86人態勢で捜査を進めることにしています。