国の国際交流事業で宮城県を訪れている世界10カ国の若者らが15日、石巻市の震災遺構門脇小学校を見学しました。

 震災遺構・門脇小学校を訪れたのは、内閣府が主催する国際交流事業、世界青年の船に参加している世界10カ国と日本の若者計18人です。

 コロナの影響で船での活動は中止が続いていますが、今回3年ぶりに対面での交流が再開されました。

 参加者らは、館長の英語の説明を聞きながら津波火災の爪痕を残す当時のままの教室や、児童や住民の避難行動の記録などを見学しました。

 「どのように避難したかとか、どう避難するかということを初めて学びました。これを世界中または自分の国で共有していきたいと強く感じました」

 一行は18日まで宮城県に滞在して、石巻市や女川町などで交流活動を行います。