忙しい時期が異なる地域の仕事を組み合わせて年間を通して働けるよう人材を派遣する協同組合が、宮城県で初めて気仙沼市で発足しました。

 県の認定を受けたのは、気仙沼市の水産加工、製氷、除雪、自動車整備などの7社でつくる気仙沼ジョイントワークス協同組合です。

 年間を通じた仕事が無いことや一定の給与水準を確保できず地元産業の担い手不足が課題となる中、忙しい時期が異なる仕事を組合せて年間を通して働ける場を提供します。

 組合が雇った職員は夏場は製氷、冬場は除雪を組み合わせたり、水産関連と自動車整備など業種ごとの繁忙期に合わせて派遣されます。

 気仙沼ジョイントワークス協同組合岡本貴之理事長「異業種が集まることによって、だからこそできるという部分がありますので、うまくつながりを生かしながら、地域の課題を解決できるような組合にしていきたい」

 県の認定を受けるのは気仙沼ジョイントワークス協同組合が初めてで、新年度に2人の職員を雇用する予定です。