宮城県石巻市の東浜小学校で25日、閉校式が行われ、学校で最後の獅子風流(ししふり)が披露されました。

 東浜小学校は1957年には168人の児童が通っていましたが、少子化と震災による人口の流出で現在は6年生2人だけになり、今年度で閉校することになりました。

 式典の後、2人は同じく今年度で閉校する荻浜中学校の生徒3人と一緒に獅子風流(ししふり)を披露しました。

 獅子風流は家内安全や豊漁を祈願する石巻地方の伝統芸能で東浜小学校では学校ぐるみで伝承に取り組んできました。

 6年生・阿部蘭さん「獅子風流を披露するのは最後かもしれないので、感謝を伝える気持ちでやりました」

 6年生・後藤彩羽さん「小学校や中学校で獅子風流が無くなっても、地域で獅子風流の伝統をつないでいけたらいいなと思います。」

 2人は今年4月に万石浦中学校に進学します。