2022年度で閉校する宮城県大崎市の古川西中学校で、最後の卒業式が行われました。卒業生は、母校の閉校を惜しみながら学び舎を後にしました。
旧志田中学校など3校が統合し、1975年に開校した古川西中学校は2022年度で48年の歴史に幕を下ろすことになり、最後の卒業式を迎えました。
笹川清治校長「一人一人自分の良さを生かし、志を胸にしっかり歩み続けて欲しい」
卒業生は45人。多くの思い出を育んできた学び舎ともお別れです。
卒業生代表結城和実さん「私たち卒業生は、それぞれ自分で選んだ道を踏み出します。歩み始めます。その道は決して平坦ではなく壁にぶつかることもあるでしょう。どんな時でも私たちは古川西中学校の学舎や思い出を胸に、未来に向かって歩んでいきます」
3年間の学校生活をコロナ禍で過ごした卒業生たち。古川西中学校ではこの期間、地区の人たちとの交流学習の時間を増やすことで、古里への理解を深めてきました。
卒業生がそろって声を出して校歌を歌うのは最初で最後。地域の住民ともに歌いあげました。
古川西中学校は新年度、市内4つの小学校と統合して大崎市初の義務教育学校、古川西小中学校として新たな歴史を紡いでいきます。