28日、宮城県岩沼市の廃棄物処理業者の敷地内で、廃棄処理中だった自衛隊の砲弾が破裂しました。けが人はいませんでしたが、隣接するアパートの壁に穴が開いていることから警察で関連を調べています。

 28日午後4時半ごろ、岩沼市下野郷の廃棄物処理業、北陽の敷地内で50代の男性作業員がガスバーナーを使って自衛隊の使用済みの廃弾を切断していたところ破裂しました。

 廃弾は長さが約30センチ、直径は6センチから10センチ程度で、業者の説明では陸上自衛隊の王城寺演習場で使用され、大和駐屯地から購入したものということです。

 破裂によるけが人はいませんでしたが、隣接するアパートの2階部分の壁に穴が開いているため、警察で関連を調べています。

 警察によりますとこの業者は、陸上自衛隊から火薬の入っていない使用済みの廃弾を買い入れて切断し、鉄くずにして別の業者に販売しているということです。