宮城県議会では、ペーパーレス化に向けた試みが始まっています。議案書などをデータ化し、タブレット端末で確認できるようになりました。

 県議会では書類の印刷や配布にかかる手間や経費、環境への負荷を減らそうと、ペーパーレス化に向けタブレット端末の導入を進めています。

 5月の常任委員会で初めて使用し、14日に開会した6月定例会から本会議にも導入しました。

 議案書など全ての資料がデータ化され、タブレット端末で確認できるようになりましたが、当面は紙の資料と併用するということです。

 菊地恵一議長「ペーパーレスは、社会の流れ。老眼には画面が小さいんですよ。縦にしたり横にしたりということはあった。慣れてしまえば難しくないんだろうなと思います」 総務省によりますと、ペーパーレス化に向けタブレット端末を導入済み、もしくは導入予定の都道府県議会は、1月時点で宮城県を含む36議会に上るということです。

 なお、県は14日に開会した議会に、森林に新設される再生可能エネルギー施設へ独自課税をするための条例案を提出しました。7月4日まで開かれる今議会での可決を目指しています。