宮城県は穏やかな元日を迎え、各地で初日の出が見られました。

 このうち、気仙沼市波路上の岩井崎では家族連れなど約3500人が日の出を待ちました。

 午前7時過ぎに雲の上に太陽が姿を現すと、手を合わせるなどして1年の健康や安全を祈っていました。

 東日本大震災の津波で被害を受けた岩井崎では、大きく曲がった幹や枝が龍の姿に見えるマツが残り、復興のシンボルとして親しまれています。

 「健康1番で家族笑顔で過ごしたいです。父が辰年なので、みんなで孫と娘と元気で病気もせず暮らせたら良いなと(龍の松を)撮りました」「60歳の節目で辰年で結婚30周年で、大きな節目をたくさん迎えます」

 仙台市若林区の荒浜にも多くの人が訪れ、太陽が姿を現すと写真を撮るなどしていました。

 「みんなが健康であってほしいと願いを込めました。久しぶりに集まってきれいな初日の出を見られてうれしかったです」「なかなか(太陽が)昇ってこなくてドキドキしましたけど、きれいで良かったです」