宮城県の病院再編構想をめぐり富谷市で初めての説明会が開かれ、参加者からは賛否様々な声が寄せられました。

 県と富谷市や大和町など周辺の4市町村が共催した23日の説明会には地域の住民など190人が参加しました。

 病院再編をめぐり仙台市以外で説明会が開かれるのは初めてです。

 県は仙台市青葉区の東北労災病院と名取市の県立精神医療センターを富谷市明石台に移転・集約する方針です。

 参加した住民からは「ぜひ実現してほしい」などと移転を歓迎する声が複数上がった一方、「もっと早く地元に説明すべきだった」「専門家の意見をきちんと聞いているのか」などと県の姿勢を問いただす意見も寄せられました。

 県側は「関係者の理解を前提に協議を進め、丁寧な説明に努める」と応じました。