コンテナ貨物の取扱量が増加している仙台港で、コンテナターミナルの拡張工事が完了し記念式典が行われました。

 23日に行われた式典には、村井宮城県知事や郡仙台市長など関係者約150人が出席し、テープカットをして完成を祝いました。

 仙台港のコンテナ貨物の取扱量は、新型コロナの影響で多少減少したものの震災前を上回っていて、船の混雑やコンテナの置き場所の不足、トレーラの渋滞などが課題となっていました。

 このため、国と県は2017年度から約200億円をかけて岸壁の190メートル延長や、ふ頭用地の4ヘクタール拡張などを進めてきました。

 式典で村井知事は「拡張により産業や経済の発展に大きく寄与する。物流の2024年問題にも貢献していける」と期待を寄せました。

 東北地方整備局港湾空港部大亀寛計画企画官「東北唯一の拠点港湾ですので、東北全体の物流を盛り上げていくターミナルとなるように我々も尽力していきたいと考えているところです」

 拡張されたコンテナターミナルは、4月1日から利用が始まります。