羽田空港で20日、外国の旅客機が別の飛行機が着陸しようとしている滑走路に着陸し掛けましたが、管制官がすぐに気付いて事故は回避されました。

 国土交通省によりますと、20日午後7時ごろ、羽田空港に着陸しようとしていた「ターキッシュエアラインズ」の旅客機が管制官からの指示とは別の滑走路に向かいました。

 別の滑走路にはすでに着陸しようとしていた機体がありましたが、管制官がすぐに「ターキッシュエアラインズ」の異変に気付いて着陸のやり直しを指示したため、2機の間には安全に必要な間隔が保たれて事故は回避されました。

 ターキッシュエアラインズは去年9月にも羽田空港付近で本来の飛行ルートを外れていて、国交省は今回の経緯についても報告を求めて対応を検討するとしています。