今度は至近距離にクマが。撮影された場所は学校のすぐ近くでした。

 至近距離の車内で撮影された新たな映像。器用に木を登るクマ。枝の上に立ち、何かを口にしているように見えます。そして、さらに上へ。高さを恐れる様子はありません。

 連日、ツキノワグマの目撃報告が相次ぐ栃木県日光市。

 その都度、住民が爆竹で追い払うなど対応するも。

 今月に入り、50代の男性が複数でいたクマに襲われ、けがをするなど異常事態が続いています。

 この映像が撮影された同じ日、華厳の滝のそばにある近くの小中学校でも。

日光市立中宮祠小中学校 川田正己校長 「土曜日の部活の時に(クマが)出たのはこの桜の木の辺り」

 生徒がいる体育館のすぐ横にクマが出没。いつ、子どもとクマが鉢合わせしてもおかしくない状況です。

日光市立中宮祠小中学校 川田正己校長 「(Q.(クマは)何回出ている?)6回です。時間帯はバラバラです」

 そこで、新たな対策を始めました。

日光市立中宮祠小中学校 川田正己校長 「校内放送で屋外だけですが、ラジオ放送を流しています。クマは人の声が苦手だということ」

 学校は現在、屋外での活動をすべて中止にしています。