宮城県加美町で初となる風力発電所の竣工式が行われました。

 ENEOSリニューアブル・エナジーと東北電力が出資するJRE宮城加美町ウインドファームは、風車10基で一般家庭2万3100世帯分に当たる年間約1億150万キロワットアワーの発電量を見込んでいて、5月から運転を始めています。

 風力発電所をめぐっては、2023年6月に町と事業者が交わした契約が加美町に不利益になるとして、地元住民が土地の使用を差し止める訴えを起こしていましたが、その後に契約が見直され訴えが取り下げられました。

 加美町では他にも別の会社が風力発電事業を計画していますが、石山敬貴町長は景観を損ねるなどとして反対の意向を示しています。