岸田総理大臣は、9日午後出発予定だった中央アジアとモンゴルへの訪問を取りやめる方針を固めたことが分かりました。

 岸田総理は現在、長崎で平和祈念式典に出席しています。

 この後、そのまま長崎から中央アジアに向かい12日までの日程でカザフスタンとウズベキスタン、そしてモンゴルを訪問する予定でした。

 しかし、8日夕方に発生した宮崎県で震度6弱を観測した地震と南海トラフ巨大地震の注意情報の発表を受け、一連の対応に集中するため訪問を取りやめる方針を固めたことが分かりました。

 岸田総理は8日夜、報道陣の取材に応じ「南海トラフ地震への警戒態勢を構築しているところで、状況を踏まえて適切に判断したい」と説明していました。