2023年5月、仙台市太白区の駐車場で男性にけがをさせ腕時計を奪った強盗傷害事件で、仙台地裁は指示役の男に懲役10年を言い渡しました。

 青葉区の元暴力団組員、平間利幸被告(34)は2023年5月、太白区長町の駐車場で親族と共謀して知人の男性に暴行を加えてけがをさせたうえ、80万円相当の腕時計を奪った強盗傷害などの罪に問われています。

 これまでの裁判で、平間被告は「脅すように伝えたが強盗は指示していない」と主張していました。

 仙台地裁で開かれた裁判員裁判で、宮田祥次裁判長は「平間被告が犯行を具体的に指示していて共謀が成立する」として懲役10年の判決を言い渡しました。