お盆休みを目前にして10日から各交通機関で帰省ラッシュが始まります。鉄道と空の便では下りがピークを迎え、高速道路では最大45キロの渋滞が予測されています。

 JR各社によりますと、東海道・東北など新幹線の予約が最も多いのは10日で、予約状況について「新型コロナウイルスの影響はほとんどなくなり、コロナ前の状況にほぼ回復した」としています。

 JR東海では、東海道新幹線「のぞみ」について、お盆期間に初めてすべて指定席にして運転します。

 下りがピークとなる10日午前は、ほぼ満席だということです。

 JR東日本は12日に台風5号が接近する予報を受けて、各列車に遅れや運休が発生する可能性があるとして、最新の運行情報を確認し、時間に余裕を持って行動するよう呼び掛けています。

 空の便も全日空と日本航空で、いずれも10日が国内線の下りのピークで、沖縄方面の予約が多いということです。

 国際線は全日空で9日、日本航空で10日がそれぞれ出国のピークで、ハワイの他に韓国など東アジア行きの便が好調としています。

 また、NEXCO東日本などによりますと、高速道路の下りでは9日から12日に、上りでは12日から14日に渋滞の発生が予測されています。

 下りの渋滞は10日にピークを迎え、午前7時に東名高速の秦野中井インターチェンジ付近で、午前8時に東北道の矢板北パーキングエリア付近で、最大45キロの渋滞が予測されています。

 去年は雨などによって外出を控える動きもありましたが、今年は10キロ以上の渋滞が88回増加する見込みだということです。